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アドラー心理学とは?“生きにくさ”を抱えるあなたに贈る【勇気の心理学】

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アドラー心理学は、今、“生きにくさ”を感じている人たちから注目されている分野です。人生を自らの力で切り開くカギになるともいわれています。そこで今回は、アドラー心理学の特徴やおさえるべきポイントから、日常生活での取り入れ方まで解説します。ぜひ、幸せに生きるためのヒントにしてくださいね。

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そもそも、アドラー心理学って?

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アドラー心理学は、自己啓発の父」として知られるオーストリアの心理学者、アルフレッド・アドラーによって提唱された心理学です。「幸福とはなにか」「いかに生きるか」という誰もが抱く問いに、明確な思想を示しています。

アドラー心理学が注目されるわけ

アドラー心理学が日本で広まるきっかけとなったのは、『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀 史健著)のヒットです。

この本が多くの人に受け入れられた背景には、インターネットやSNSの発達が関係しているとされています。多様な生き方・考え方を知る機会が増したことで、他者と自分を比較したり、「自分らしさとは?」と悩んだりする人も増えたのです。

アドラー心理学は、「情報社会に生きる現代人の救いの一手」として話題性を高めていきました。

フロイトユングアドラーの違い

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アドラーは、フロイトユングとともに「心理学の三大巨頭」と称されています。同時代に活躍した三人ですが、学術的な考え方やアプローチは三者三様です。

フロイトとの違い

フロイトは、「現在の行動・人格を形成するのは、過去の経験だ」という「原因論」を提唱した人物です。特定の原因(過去)が今の生き方を決定づけている、と主張しました。

対称的に、アドラーは「人は、目的を達成するために生きている」という「目的論」を展開しています。こうなりたい!という未来の姿(目的)から逆算した結果が今の行動だ、とする考え方です。

ユングとの違い

ユングは、「人の性格や人格は2つの態度と4つの機能、合計8タイプに分類できる」という「タイプ論」を提唱した人物です。「分析心理学の創始者」とも呼ばれており、分析によって人間の心理を解き明かすことに重きをおく点で、個人の創造力や自分らしくあることを尊重するアドラーのアプローチとは異なります。

アドラー心理学の特徴

アドラーは、「意識も無意識も対立することはない」としたうえで、背景となる哲学を大きく5つの理論に絞りました。それぞれくわしく確認していきましょう。

アドラー心理学の5つの理論

アドラー心理学の基本となるのは、「対人関係論」「全体論」「主体論」「認知論」「目的論」の5つの理論です。

対人関係論|すべての行動には「相手」がいる

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どんな悩みにも、必ず“誰か”の影が存在するという考え方です。アドラー心理学では、「悩みのすべては対人関係のなかにある」とされています。

多くの人が経験する「劣等感」も、“誰か”と自分を比較することから生まれます。理想とする自分を描いているからこそ、それを実現している“誰か”より劣っていると落ち込むのです。

裏を返せば、「劣等感を利用すれば理想の自分に近づける」ということ。「人間のあらゆる行動には相手役が存在する」ことを認識できれば、現在のアクションを未来へつながるものへと変えられます。

全体論|人間はなにからも分けることができない存在

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人間は、「精神」「意識・無意識」「肉体」すべてにおいて分割できない存在である、という考え方です。

「わかっているけどやめられない」といった経験はありませんか?意識と身体はつながっているとするアドラー心理学では、「やめられない」のではなく「やめたくない」、「できない」のではなく「しない」だけだと捉えます。

反対に、「しよう」と思えば「できる」わけで、人は変わろうと思えばいくらでも変われるということです。

主体論|人生は自分で決められる

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人間は、自分のすべての行動を自分で決められる、とする考え方です。

誰もが「自身の人生の主役」で、「環境や過去できごとの犠牲者」ではありません。置かれた環境をどう捉え、どのように行動するかを決めるのは自分自身だ、と認識することで、主体的に生きられるようになります。

認知論|誰もが自分だけのメガネで世界をみる 

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人間は、自分の主観を通してみた現実を体験している、という考え方です。事実そのものを体験しているのではなく、自分なりの解釈を体験しているにすぎません。

コップに水が「半分も入っている」のか、「半分しか入っていない」のか。同じコップ(現実)をみているにもかかわらず、人によって解釈が変わります。

つまり、「解釈次第で人生(現実)は変えられる」ということです。

目的論|「なりたい自分」に向かっていける

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人間は、目的を果たすために行動をしている、とする考え方です。アドラー心理学では、「過去のできごとが現在をつくる」のではなく、「自分の目的を達成するために自らが選択した方法=現在の行動」であるとされます。

「なぜミスをしたのか」ではなく、「今後ミスをしないためにはどうすればよいのか」を考える、といったように、過去の原因にとらわれず、未来の目的に目を向けられると、現在の行動が変わります。

アドラー心理学でおさえるべき4つのポイント

5つの理論に加え、ここでご紹介する4つのポイントをおさえておくと、アドラー心理学をより深く理解できます。

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共同体感覚

「共同体感覚」とは、自分は共同体の一部だと主体的に感じながら他者と関わり合える感覚のことです。

家族、学校、職場・・・・・・人は、どのライフステージをとっても、必ずなにかのコミュニティに属して生きています。アドラー心理学では、人は「自分の居場所はここにある」と感じられたときに幸せを感じ、他者への貢献を意識しはじめると説いています。

ヨコの関係

アドラー心理学では、対人関係は上から下への支配である「タテの関係」ではなく、能力や立場の違いはあっても、人としては上下の差がない「ヨコの関係」を大切にします。

親子であっても、上司と部下であっても、人と人とはあくまでも対等です。

課題の分離

アドラー心理学独自の思想のひとつに、「課題の分離」があります。自分と他者の課題は「べつもの」として分けて考えるのです。

相手のミスを指摘するとき、「こんなことを言うと傷つけてしまうかな・・・・・・」と悩むこともあるでしょう。しかし、指摘を「どのように捉えるか」は相手の課題で、こちらがコントロールできるものではありません。

相手の課題か?自分の課題か?と切り離して考えると、悩みが減って生きやすくなります。

勇気づけ

勇気づけとは、自身、あるいは他者に「課題に立ち向かうエネルギー」を与えるテクニックです。アドラー心理学は、この勇気づけをもっとも重視することから、別名「勇気の心理学」とも呼ばれます。

勇気がない人は、前進することをおそれて変化・成長を止めてしまいます。勇気づけをおこなうことで、新しい自分を構築しはじめるのです。

【シーン別】アドラー心理学活用法

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アドラー心理学は、人間関係をスムーズにする心理学です。人と人とが関わり合う全場面で活用できます。

ビジネスシーン

部下とどのように関わればよいのかと悩む人も多いかもしれません。職場コミュニケーションで取り入れたいのは、「ヨコの関係」と「勇気づけ」、「共同体感覚」です。

上司と部下とでは、役割が異なるだけ。人としては対等です。ほめたり叱ったりする必要はありません。

大切なのは、「感情」を伝えること。成果や成績をほめるのではなく、仕事の過程に対して感謝を述べましょう。

具体的には、「ありがとう」「助かった」と伝えるだけで十分です。これが勇気づけとなり、部下は「まだ満足に仕事ができなくても、自分はここにいていいんだ」とチームに存在価値を見いだせます。

子育て

子育てで大事なのは、題の分離」と「勇気づけ」です。

もっとも重要なテーマは、「子どもの課題に親が介入しない」こと。親が心配のあまり、先回りの指示や手助けをしてしまうケースは少なくありませんが、アドラー心理学では、こうした行動は「他者の課題に土足で踏み込む行為」とされます。

親が子どもの課題まで抱え込んでしまうばかりか、子ども本人の自立の芽も摘んでしまいかねません。

いわれなくても、子どもは「やるべきことはやらねばならない」ことはわかっています。やるかやらないかは、本人の意思。親は、「頼ってきたときにはサポートしよう」と見守る姿勢が大切です。

そして、子どもが課題を達成したときには、「すごいね」とほめるのではなく、「がんばったことがうれしい」と伝えましょう。それが子どもの自信となり、次も!とやる気を出します。

恋愛

恋愛でもっとも重視したいのは、「課題の分離」です。

好きな人ができたら、誰もが相手から「愛される」ことを願うもの。しかし、愛されることを目的にすると、相手の思いが前提になったり、相手が自分の期待する行動をしてくれなかったりする場面も出てきます。

相手があなたを愛するかどうかは、「相手の課題」。相手の気持ちは、あなたがコントロールできるものではないのです。

「人を愛する」こと自体が自らの課題だとわかると、そこにギブ&テイクを求めません。課題の分離を意識することで、「自分が人を愛せる」ことが幸せだと気づけます。

アドラー心理学が学べる本

アドラー心理学に関する書籍でもっとも有名なのは、冒頭でも紹介した『嫌われる勇気』です。

登場人物たちの対話形で解説されているため、読みやすくてわかりやすい内容になっています。

実は、アドラー心理学に関する書籍は、『嫌われる勇気』以外にも数多く出版されています。

学術的な内容が苦手な人におすすめなのは、名言集です。

見開きで名言とその解説が掲載されており、自分に必要な箇所から親しめます。

文章を読むのが苦手なら、コミックはいかかでしょうか?

読書も心理学も初心者という人でも、楽しみながら学べます

読みやすいものから選んでみてくださいね。

アドラー心理学を上手に取り入れて「生きやすい環境」を整えよう

別名「勇気の心理学」とも呼ばれるアドラー心理学は、自分の生き方や考え方を見直すきっかけを与えてくれるものです。ストレスの多い現代社会において、非常に役立つ実践的な教えではないでしょうか?

「心理学」と聞くとなんだか身構えてしまいがちですが、実は日常に取り入れやすいのもアドラー心理学の魅力。上手に活用して、生きやすい環境を整えてくださいね。

 

 

満月にはいろいろな種類がある?!名前や意味を知れば楽しみ方が変わる!

Full Moon

太古の昔から、月の満ち欠けは人々の暮らしに大きな影響があると考えられてきました。潮の満ち引きや占星術に至るまで、さまざまな分野で月暦を参考にしている人も多いでしょう。

今回は、月のなかでももっともパワーがあるとされる「満月」に注目してみたいと思います。

ひとことで満月といっても、いろいろな種類があることはご存知でしょうか?

名前や意味を知れば、満月の楽しみ方も変わるはず。この機会に、改めて満月について学んでみましょう!

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満月の豆知識

満月の豆知識

満月は、読んで字のごとく「満ちた月」のことです。月は、29.5日周期で新月→満月→新月と毎日少しずつ形を変えています。

日本には、新月や満月以外にも、形が由来となっている呼び名はたくさんあります。

某大人気アニメに登場する「上弦」「下弦」も今や多くの人が知るところですよね。

昔から月を愛でる文化のある日本。しかし、意外なことに各月の満月を直接表す呼称はありません。

近年、ニュースやSNSで話題にのぼる「〇〇ムーン」といった満月の呼び名は、アメリカ先住民やヨーロッパの人たちによってつけられたものです。

満月は月別で呼び名が変わる

アメリカ先住民は、各月訪れる満月を暮らしの節目や季節を知る目安として名前をつけて把握していました。日本では馴染みのない習慣もありますが、近年は気象ニュースなどでも取りあげられ始めていますので、理解しておくとより楽しめるでしょう。

1月の満月|ウルフムーン|狼月

狼の遠吠え

1月の満月は、「Wolf Moon」。ウルフとは狼のことですね。

真冬の深い雪中では、狼は餌になかなかありつけません。飢えた狼の遠吠えが満月の夜に響き渡る様子を表しています。

一説には、1月は狼の繁殖期であることから、仲間を見つけるためによく遠吠えをするともいわれています。

ほかにも、「Old Moon(古月)」「Ice Moon(氷月)」とも呼ばれるようです。

2月の満月|スノームーン|雪月

雪

2月の満月は、「Snow Moon」アメリカやヨーロッパの2月は大雪の季節であることが由来です。

大雪のために、狩猟が困難になり食料に困る地域も少なくありません。そのため、一部地域では「Hunger Moon(飢餓月)」とも呼ばれます。

3月の満月|ワームムーン|芋虫月

芋虫

3月の満月は、「Worm Moon」雪が解けて虫(Worm)たちが地上に顔を出す時期、という意味です。

土から虫が出てくる季節を、日本や中国では「啓蟄(けいちつ)」といいます。

虫が苦手な人には恐怖の季節ですが、春の訪れを感じる万国共通のシーンなのですね。

ほかにも、メープルシロップの原料であるカエデの樹液が採れることから「Sap Moon(樹液月)」と呼ぶ地域もあります。

4月の満月|ピンクムーン|桃色月

シバザクラ

4月の満月は、「Pink Moon」

「ピンク色の月」と勘違いしがちですが、これはフロックス(シバザクラ)といったピンク色の花が野原一面に咲く様子を表すものです。ピンク色の野原なんて、想像するだけでロマンチックですね。

ほかにも、木々が一斉に芽吹く様子を表す「Sprouting Grass Moon(萌芽月)」や、沿岸部で見られる魚の産卵のための遡上が由来の「Fish Moon(魚月)」「Egg Moon(卵月)」などの呼び名もあるそうです。

5月の満月|フラワームーン|花月

チューリップ

5月の満月「Flower Moon」は、その名の通り、さまざまな花が咲き乱れる季節を表すものです。

北米やヨーロッパに限らず、多くの国で5月の満月はフラワームーンの名で親しまれています。それだけ広い地域で開花時期だということですね。

一部の地域ではトウモロコシの種まき時期でもあることから、「Corn Planting Moon(トウモロコシの種まき月)」とも呼ばれています。

6月の満月|ストロベリームーン|苺月

野いちご

6月の満月は、「Strawberry Moon」。こちらも4月のピンクムーン同様、月の色ではなくイチゴの収穫時期であることが由来です。

北米ではストロベリームーンが主流ですが、ヨーロッパでは「Rose Moon(薔薇月)」と呼ばれることが多いようです。

7月の満月|バックムーン|雄鹿月

雄鹿

7月の満月は、雄鹿を意味する「Buck Moon」と呼ばれています。雄鹿は毎年角が生え替わる生物で、一般的には7月に新しい角が生えてくるそうです。

ほかにも、嵐が頻発する時期であることから「Thunder Moon(雷月)」、干し草(Hay)の収穫時期から「Hay Moon(干し草月)」などとも呼ばれます。

8月の満月|スタージョンムーン|チョウザメ

チョウザメ

8月の満月は、チョウザメを意味する「Sturgeon Moon」です。五大湖や北米の主要水域では、8月はチョウザメ漁の最盛期。豊漁の願いも込められています。

また、夏は霧の発生率が高く、霞みがかって月が赤く見えることもあることから「Red Moon(赤月)」とする部族もあるそうです。

9月の満月|ハーベストムーン|収穫月

収穫

9月の満月は、「Harvest Moon」作物の収穫時期という意味です。

ハーベストムーンに関しては、「秋分に一番近い満月」のことを指すため年によっては10月にずれ込むこともあります。

月の出が早く、夜間の収穫時にも月明りが助けてくれることからこの名がつけられました。

収穫物の種類によって、「Corn Moon(トウモロコシ月)」や「Barley Moon(大麦月)」と呼ぶ地域もあります。

10月の満月|ハンターズムーン|狩猟月

hunter

10月の満月は、「Hunter's Moon」。日本ではあまりなじみがありませんが、北米では夜間狩猟が盛んに行われる時期です。

10月の夜は、主に以下の理由から狩猟に適しているとされています。

  1. 動物たちが肥えている(越冬のため夏~秋にかけて栄養を蓄える)
  2. 動物をみつけやすい(9~10月上旬に畑の収穫が終わるため草木が少ない)
  3. 収穫時に落ちた穀物を狙う動物が多い
  4. 月明りが強く、月照時間も長い

ざっと見ただけでも、格好の狩猟時期だといえそうですね。

11月の満月|ビーバームーン|ビーバー月

ビーバー

11月の満月は、「Beaver Moon」北米に多く生息するビーバーが由来で、こちらもあまり日本人には馴染まない名前かもしれません。

ビーバーは、11月頃から越冬のための巣作り(ダムづくり)を始めるそうです。この巣作り期を指すという説と、毛皮用のビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける時期を表すという説がありますが、いずれにしても北米の川辺ではビーバーの活動が活発であることがわかります。

また、日本と同じように霜が降り始める時期であることを表す「Frosty Moon(霜月)」と呼ぶことも。私たちにとってはこちらのほうがイメージしやすいですね。

12月の満月|コールドムーン|寒月

寒々しい木

12月の満月「Cold Moon」は、文字通り、寒い季節という意味です。日本でも、「寒月」は冬の季語になっています。

ほかにも、一年で一番長く暗い夜を意味する「Long Night Moon(長夜月)」という呼び名もあります。

満月には月別以外の区別も

満月には、月別の呼び名以外にも特別な名前が存在するものがあります。

日本では毎月の呼び方よりも注目されることが多いため、聞いたことがあるものもあるのではないでしょうか?

ここでは、有名なものをピックアップしてご紹介します。

ブルームーン

ブルームーン

「Blue Moon」は、ひと月に2回満月が現れる場合の、2回目の満月のこと。

直訳すると「青い満月」ですが、ピンクムーン同様、色を表す名前ではありません。

ここでいうブルーは、「めったにない」「ありえない」という意味です。

通常、満月はひと月に1回ですが、月の満ち欠けサイクル(29.5日)とひと月の平均日数(30.4日)にはわずかな誤差があります。つまり、約2年半に一度の割合で「満月が2回現れる月」が存在するのです。

このレア感から、ブルームーンは「見ると幸せになれる」月だとされています。

ブラッドムーン

ブラッドムーン

「Blood Moon」は、皆既月食によって赤銅(しゃくどう/赤黒い)色に見える満月のこと。「血塗られた月」とは、なんとも恐ろしい命名です。

皆既月食時に月が赤黒く見える理由には、太陽・地球・月の位置が関係しています。

これらが一直線に並んだ時に月に地球の影が落ちることが原因です。

神秘的な天体ショーではありますが、不気味な印象を覚える人が多いことから不幸や天災の予兆とする言い伝えもあるようです。

スーパームーン

スーパームーン

「Super Moon」とは、その年に見える満月のなかでもっとも大きく見えるものです。

特別な月、と聞くとまずスーパームーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

月の軌道は、きれいな円ではなく楕円で、月と地球が「近いとき」と「遠いとき」が存在します。地球にもっとも近い位置で満月を迎えた場合、通常よりも大きな満月に見えるのです。

スーパームーンが訪れる周期は400日前後。次回は2022年7月14日の予定です。

ちなみに、実は「スーパームーン」という名前は天文用語ではありません。占星術に由来するものです。定義もはっきりしていないそうですが、「幸せの象徴」とされているものですので、7月14日にはぜひ頭上を見上げてみてくださいね。

反対に小さなものは「マイクロムーン」

マイクロムーン

地球にもっとも近い満月がスーパームーンですが、反対に、もっとも遠い位置で満月を迎えたものは「Micro Moon」といいます。一部では、「ミニマムーン」とも呼ばれるそうですよ。なんだかかわいい存在です。

スーパームーンからマイクロムーンに変わるまでの時間は、だいたい半年ほど。

ゆっくりと変化するため、違いを感じにくいのですが、スーパームーンの大きさはマイクロムーンの14%増、明るさはなんと30%増にもなるそうです。

2022年の満月スケジュール

2022年の満月スケジュールは以下のとおりです。

月別名称

日付

特別な満月

1

ウルフムーン

1/18

 

2

スノームーン

2/17

 

3

ワームムーン

3/18

 

4

ピンクムーン

4/17

 

5

フラワームーン

5/16

 

6

ストロベリームーン

6/14

 

7

バックムーン

7/14

スーパームーン

8

スタージョンムーン

8/12

 

9

ハーベストムーン

9/10

 

10

ハンターズムーン

10/10

 

11

ビーバームーン

11/8

ブラッドムーン

12

コールドムーン

12/8

 

参照:国立天文台 天文情報センター 暦計算室

満月を楽しむおすすめアイテム

ここでは、毎月の満月をより楽しむことができるアイテムを2点ご紹介します。

TOOGE|月ライト

お部屋にひとつあるだけで、満月のやさしさやぬくもりを感じられる月光ライト

満月パワーを、いつも身近に。大切な人へのプレゼントにも最適です。

Citizenムーンフェイズ

日本未発売!月齢も表示するエコドライブ(電池交換不要)腕時計

男女兼用で家族で、カップルでも共有できるのがうれしいポイントです。

満月の名前や由来を知ってより親しもう!

いかがでしたでしょうか?今回は、さまざまな満月の名前や由来・意味をご紹介しました。

毎月1回は訪れる満月は、それぞれの季節に合った魅力的な名前がつけられています。年に一度から数年に一度しかお目にかかれないレアな満月のなかには、幸せの前兆や象徴とされるものも。

月に一度だけでも、夜空を見上げで満月を愛でる豊かなひとときを持つのも素敵ですね。

はじめまして。そして、ようこそ!

みなさま、はじめまして!

当ブログの管理人、くじらと申します。

 

はじめまして

 

当ブログは、

日々の生活のなかで出会うわからないことや知らないこと、

「調べるまでもないか」といったちょっとした“はてな”に

じっくりと向き合あう場所。

 

はてな”が生まれたときには

のぞきに来てみてくださいね。

 

それでは、

末永くよろしくお願いいたします。

 

よろしくお願いします